06 NASHVILLE N-50D

NASHVILLE N-50D 1976~1978


 前頁のNo.5でS-YairiのYD-304の購入理由を「上位機種との微妙な音の差は分からなかったし、分からないのならYD-304で十分であるという結論に達した。」としていた。確かにそれもあるが、本当のところは井上陽水がYD-304を使っていたので欲しかった、というのが最大の理由であると思われる。

 なぜなら陽水がYD-304の次にライブでGuildのギターを使用し始め、さらに新たに傾倒しかかっていたサイモン&ガーファンクルのポール・サイモンが使用していたギターもGuildで、日本初の本格的なGuildのコピーギターがロッコーマンからNASHVILLEというブランドで発売されたところであった。(それまで国産アコギはほとんどがMartinコピーで、一部Gibsonコピーがあり、Guildのコピーモデルは国内にはほとんどなかった)S-YairiがMartinのコピーだったので、Guildのコピーも欲しくなりNASHVILLE N-50Dもその時同時に購入した。NASHVILLEは2年後に友人に譲った。

 また、かぐや姫の「置手紙」という曲をN君と練習しており、フラットマンドリンも欲しかったため、その日はさらに JumboのJM-28というフラットマンドリンも購入した。マンドリンは大学生までは弾いていたが、その後どういう経緯で手放したのか記憶にない。